部屋を整えると心も整う。

「やめる→減らす→変える」でたどり着いた、我が家の片付けの考え方

休日の朝、コーヒーを淹れながらふと部屋を見渡したとき、モノがきちんと収まっていると、それだけで一日の始まりが少し穏やかに感じられる。そんな感覚、ありませんか?/

実は私、普段は派遣会社でマネージャー職として働いているのですが、職場でも同じことを感じます。デスクの上が整理されていると、仕事の段取りまでスムーズに進む気がするんです。逆に散らかっていると、探し物に気を取られて、なんとなく心もざわざわしてしまう。書類を探す数十秒のロスが、実は一日の中で何度も積み重なっている、ということも少なくありません。

家でも職場でも、「片付いている状態」は見た目がきれいというだけでなく、気持ちの落ち着きや、頭の中の余白にも直結しているんだなと、日々感じています。

今日は、そんな私が暮らしの中で意識している「片付けの考え方」について、少し書いてみようと思います。

「やめる→減らす→変える」という考え方

実は、モノを片付けるときに私が意識しているのは、仕事の改善活動で使う「やめる→減らす→変える」という考え方です。職場で日々向き合っている考え方が、気づけば暮らしの中にもすっかり馴染んでいました。

まず「やめる」。これは、やめるとどうなるか、やめるためには何をしなければならないかを考えることから始まります。単に「やめよう」と決めるだけでなく、やめた後の状態をイメージしてみることが大事だなと感じています。たとえば「なんとなく置いてしまう」という癖ひとつとっても、やめた後に何が変わるのかを先に思い描いておくと、実際に行動に移しやすくなります。

次に「減らす」。気づいたときにその都度片付けていると、実は同じことを1日に何度も繰り返していることに気づきます。朝と夜、思い出したときと出かける前、といった具合に、実は何度も同じ場所を片付け直している。だから、あらかじめ「やる時間」を決めておいて、まとめて減らす。これだけで、頭の中の「あれもこれも」が少しずつ整理されていく感覚があります。何かに気づくたびに手を動かすのではなく、「片付けるのはこの時間」と決めてしまうことで、逆に他の時間は片付けのことを考えなくて済むようになるのも、地味だけれど大きな変化でした。

最後に「変える」。何をどのように変えると、後々便利になるのか。効率は上がるのか。ここまで考えて初めて、モノの置き方や仕組みを見直すようにしています。「やめる」「減らす」だけで終わらせず、その先の「変える」までセットで考えると、一度整えた状態が長続きしやすいというのも、実感として大きいところです。

具体例:衣類収納の季節の入れ替え

この考え方は、季節ごとの衣替えにもつながっています。我が家では衣類ケースを春夏物用・秋冬物用に分けていて、中身を全部入れ替えるのではなく、一番上に入っている下着だけを入れ替える、という運用にしています。

以前は、季節が変わるたびにケースの中身をすべて入れ替えていたのですが、これがなかなかの一大イベントで、正直なところ毎回少し気が重くなっていました。そこで「本当に毎回、全部入れ替える必要があるのか」と考え直したのが「やめる」の視点です。よく使うもの、季節をまたいで頻繁に触れるものだけを絞り込んでみたところ、一番上に入っている下着さえ入れ替えれば、日々の生活には十分だと気づきました。

これは「減らす」の視点で、入れ替える作業自体をぐっと絞り込んだ形です。そして、そのやり方を毎シーズン続けている、というのが「変える」の部分にあたります。全部を完璧に入れ替えなくても、生活は問題なく回る。むしろ、負担が減った分、他のことに気持ちを向けられるようになりました。これも「減らす」「変える」の考え方を、無理のない範囲で暮らしに落とし込んだ工夫のひとつだと思っています。

おわりに

片付けというと、「モノを減らす」「きれいに並べる」といったイメージが強いかもしれません。でも私にとっては、「やめる→減らす→変える」という考え方そのものが、暮らしを心地よく整えるための土台になっています。

次回は、近所を歩いているときに感じる季節の移ろいについて書いてみようと思います。のんびりとお付き合いいただけたら嬉しいです。

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